
論理的に話すというのは、端的に言って筋の通った話し方ということです。簡単なことです。相手にわかりやすいように話せば良いだけです。ところが、「簡単」というのは「難しい」ことですよね。「簡単」と「難しい」は対比する言葉ではありますが、同じような意味をもっています。つまり、簡単に話すということは、話す内容をよく考え、相手の理解度を考慮しつつ内容を的確に話すわけです。どうです、「簡単」は「難しい」でしょ。
ようするに、論理的に話せる人は、考えて話しているということになります。したがって、「簡単」なことは「難しい」わけです。企業は、こうした受験者を求めていると思ってください。深い意味がありますよ。
論理的に話せる人は、まず他人に対する配慮がありますよね。つまり、相手の理解度を考慮して話すということは、そういうことです。しかも、内容を簡潔かつ的確にまとめる能力もあるわけです。
たとえば、プロ野球の選手は、難しい打球をいとも簡単に捕球していますよね。もちろん、派手なファインプレーもあります。しかし、ファインプレーに見えないファインプレーもたくさんあるわけです。つまり、簡単に見えるプレーも、実際は難しいプレーだったりするのです。「簡単」と「難しい」とは、そういう関係だと思ってください。こうした、「簡単」に見えるプレーは、一朝一夕ではできませんよね。同じように、論理的な話し方も、いきなり面接官の前で実行しようとしても無理なのです。普段の日常生活で培われた素養が根拠となって、自然と口から出るようでなければなりません。
また、論理的な話し方とセットで覚えてほしいのは、まず結論を先に延べ、その後に理由やプロセスを述べるということです。このほうが、相手にとって何を言いたいのかがすぐにわかります。
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