
学業優秀な学生が、必ずしも採用されるとは限りません。逆に、成績の良くない学生が採用されるケースはよくあることです。つまり、こと就職試験に関しては、採用の基準が不明瞭だということです。大学入試や資格試験であれば、合否の基準はほぼわかります。しかし、就職試験は違います。
まず、企業が求める選考ポイントとして、「適性」「表現力」「個性」が重視されています。これはほとんどの企業が同じです。ところが、こうした選考要素は点数化するのが難しいですね。採点する側の主観であったり、独自の判断基準があったりで、おしなべて一様ではありません。
オリンピックの体操競技やフィギュアスケートの採点のようなものでしょうか。ただ、競技というのは観客がいますから、明らかに優れた競技者に対しては相応の得点が与えられます。したがって、観客も納得できるわけです。しかし、就職試験となると、観客がいるわけでもなく、企業内部の一方的は判断で採用と不採用が決まってしまいます。たとえ不採用になった理由を尋ねたとしても、「総合的な判断」と答えるでしょう。
また、表向きは「学歴不問」とか「仕事に対する意欲」とか、文面には書いています。しかし、実際には学歴が選考基準になっていたり、出身地も選考基準に入っていたりします。そのため、エントリーシートを提出しても、第一段階の学歴で弾かれてしまうケースが出てきます。
ちなみに、エントリーシートというのは、企業が就職希望者に提出させる人物調書のことです。記述内容は、学歴・職歴・取得資格といった通常の履歴項目のほかに、自己PR、志望動機などがあります。
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